花粉症でつらい方。花粉症はアレルギー性鼻炎のこと。花粉症の原因と対策について最新情報を紹介します。

 

花粉症 アレルギー性鼻炎

  

花粉症の原因と対策

花粉症(概説)

アレルギー性鼻炎の典型が花粉症です

冬花粉症のいやな症状。クシャミ、鼻水、鼻づまり・・・
冬花粉症のいやな症状。クシャミ、鼻水、鼻づまり。

目がかゆい。鼻がむずむずする。くしゃみがでる。鼻水がでる。鼻がつまる。
花粉症になるといつも不快な思いをしなければなりません。

花粉症はアレルギー性鼻炎の典型的な症例です。 症状がひどい場合には、目が真っ赤にはれ、ひどい頭痛がして外出することもできなくなります。

日本アレルギー協会の調査では、花粉症の患者数は全国で推定約2000万人に上るといわれています。

(画像:医療NEWS)

花粉症の原因

免疫システムの異常がもたらす病気

花粉症は植物の花粉によって起こるアレルギー性疾患のひとつです。空気中に飛散している特定の花粉が目に入ったり、鼻の粘膜に接触することでアレルギー症状が現れ、目や鼻を中心としていろいろな症状を起こします。

花粉症の中で一番多い原因はスギ花粉ですが、ほかにもヒノキ、シラカバ、ケヤキ、イチョウ、ブナなどの樹木の花粉、イネ科のカモガヤやハルガヤ、キク科のブタクサ、ヨモギなどの草の花粉によるものなど、約50種類にもおよぶといわれています。

スギ花粉が飛散する量は毎年夏の天候に関係することがわかっており、夏が非常に暑くて雨がほとんど降らないような天気が続いた場合は、スギの雄花の成長がよく、翌年春に花粉の飛散量が多くなります。
また暖冬の年は花粉の飛散開始時期が早くなりますので注意が必要です。

花粉症は春以外にも、抗原(アレルゲン)となる植物の開花時期に合わせて、2月から11月までのほぼ一年中発症が見られます。

花粉症の対策

アレルギー体質の方は花粉にも敏感に反応してしまいます。
風が強く晴天で乾燥した日や、雨上がりの翌日で天気がよい日は、花粉の飛散量が多いので外出を避けるといった工夫や、マスクなどで花粉を吸い込まないような工夫をすることが大切です。最近では鼻と口に密着する、非常に優れた使い捨てマスクが安く市販されているので利用するとよいでしょう。

すこし鼻がむずむずするなと思ったら、早めに対応をとることが大切です。花粉症に限らず、アレルギー性疾患の予防は、原因物質となる抗原(アレルゲン)との接触を極力排除することが第一です。
外から帰宅したら、うがいをする。顔を洗う。目を洗う。着ていた服も玄関の外でよくはたいて、花粉を室内になるべく持ち込まないようにします。

日常生活で花粉を回避する習慣を身につけ、必要に応じて抗アレルギー薬などを予防的に使うことで花粉症をコントロールすることが可能になりつつあります。アレルギー性疾患である花粉症は、完治するまで気長い付き合いが必要になりますが、体質改善に努め、治療を継続することで年々症状が軽くなります。

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