男性型脱毛症(概説)
30~40歳代から症状が目立ってきます
男性型脱毛症。若くして脱毛が進む例も・・・
薄毛や抜け毛が気になりだしたら、脱毛症について真剣に考えるときです。
男性型脱毛症は、男性の10人に1人の割合で発症するとされ、主に30~40歳代から症状が目立ってくるようになります。
女性の薄毛や抜け毛と違って、男性の場合の薄毛や抜け毛は頭頂部と額の生えぎわから起こるのが特徴です。
脱毛症は遺伝だからとあきらめずに!
若いときからきちんとヘアケアを続けていれば、薄毛・抜け毛をずいぶん防ぐことができます。最近では優れたマッサージ用トニックや男性型脱毛症のための薬用育毛剤が市販されています。
併せて使用すれば、抜け毛の進行防止や育毛・発毛に効果が期待できます。
⇒女性の場合の薄毛・抜け毛はこちらをご覧ください。
男性型脱毛症の原因
新しい髪が生えてこない
髪にも寿命があります。新しい髪の毛が生えてから通常は3~5年の成長期があり、それが終わると退行期を経て3~4ヶ月間の休止期に入ります。その間、古い髪は自然に抜け落ち、同時に皮膚の下では次の新たな髪の準備が進んでいます。
このとき、次に生えてくる新しい髪が太くて、元気で、ハリがある髪なら問題ないのですが、歳をとるにつれてだんだん細くなり、ついには一度抜けたものが生えなくなってきます。
これが男性型脱毛症です。
男性型脱毛症の原因には次の4つが関与しているといわれています。
1.遺伝的要因(男性ホルモン)
親が薄毛だと自分も薄毛になる。確かにこのような傾向が見られます。薄毛そのものが遺伝するのではなく、男性ホルモンの分泌量が多いなど、薄毛になりやすい体質を受け継いでいるのです。
男性ホルモンは頭髪の毛母細胞に作用して、髪の成長を抑制する働きがあります。
2.精神的要因
現代は何かとストレスの多い時代。過労やストレスが直接薄毛の原因になるわけではありませんが、ストレスなどで緊張すると筋肉が収縮して血管が細くなり毛根部に栄養分が十分運ばれなくなって、毛髪が育たなくなります。
3.食生活やタバコなどの要因
毛髪を健康に保つには栄養バランスのとれた食事が必要です。とりわけ嗜好品のお酒やタバコには要注意です。
お酒は適量を守り、つまみの栄養を考えればさほど問題はありませんが、タバコのニコチンは血管を収縮する働きがあるので育毛にとっては大敵です。
4.外的な要因
帽子やヘルメットなどの着用は頭に汗をかきやすく、頭皮が汚れて、抜け毛を促進する要因になります。
汗とともに分泌された皮脂(あぶら分)が毛穴を詰まらせ、頭皮の血行を阻害するのが原因です。仕事で長時間帽子やヘルメットをかぶる必要のある方は、頭皮の汚れに注意しましょう。
薄毛・抜け毛の対策
頭皮マッサージとヘアケアが基本
髪を支えているのは毛根と頭皮です。栄養を吸い上げ、毛の成長を促進します。
したがって、髪の問題は毛1本1本をどうこうするのではなく、その基礎となる頭皮を考え、いたわることが肝心なのです。
■シャンプーはヘアケアの基本中の基本です
頭皮を清潔に保つことが大事。毎日シャンプーして、毛穴をつまらせる原因となる汗やほこり、皮脂などを取り除きます。
シャンプーするのは寝る前がおすすめです。朝のシャワーは快適ですが、汚れをつけたまま寝てしまうと頭皮に大きなダメージを与えます。必ず寝る前に髪を洗い、清潔に保つように心がけましょう。
シャンプーは6:4の比率で、毛髪よりも頭皮を重点的に洗う感覚で!
■髪をいたわる食生活
栄養バランスのとれた食事を規則正しくとることもヘアケアには重要です。
毛髪をつくるためのたんぱく質(肉、魚、卵、豆腐など)の摂取はもちろんのこと、その代謝を助ける補酵素のビタミンやミネラルも欠かせません。
■喫煙と深酒は厳禁です
飲酒そのものが髪に悪影響を及ぼすというわけではありませんが、深酒で体の機能が低下すれば髪も元気がなくなります。タバコに至っては、血管を収縮させて頭皮の血行を悪くする直接的な作用があります。
タバコは髪にも有害です。即刻やめましょう。
■頭皮マッサージ
髪の栄養は頭皮の毛細血管が運んできます。血行促進には直接頭皮に刺激を与える頭皮マッサージが有効です。
ハゲやすい人の多くは頭皮が固いという説もあります。いつでもどこでもリラックスした気分で頭皮マッサージをしましょう。
やり方はいたって簡単です。10本の手指の腹で頭皮を軽くつまんだり、押し付けたり、トントンと軽くたたいたりします。できれば毎日実行してみてください。最近では優れたマッサージ用トニックや男性脱毛症のための薬用育毛剤が市販されています。
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